HTC-S-OFF-permanent


unlimited.ioから提供されている2011年度に発売されたHTC機をS-OFF(Security OFF)にするJuopunutbearを試して見ました。



JuopunutBearの対応機種は

・EVO3D(CDMA)
・EVO3D(GSM)
・Amaze
・T-mobile My touch 4G Slide
・Rezound
・Sensation
・SensationXE
・Vivid/Raider/Velocity


となっており、同世代のEVO4G+は現状非対応となっております。


JuopuntBearを行う前に、

・HTC Devを使いブートローダーアンロックを行っている事
・Rootを取得

を行っている事が前提となっています。



・実際にS-OFFしてみる


今回はRezoundを使ってJuopuntBearを行って見ました。


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このRezoundは既に公式アンロック、root化済です。

最初にUnlimited.IOのサイトから自分の機種、バージョンに合ったツールをダウンロードをしてきます。

自分のRezoundはGingerBreadバージョンでしたので、RezoundのページからWINDOWS (GINGERBREAD)をダウンロードしました。

ダウンロード後zipファイルを展開すると、ファイルが数個見られるので、その中のControlBear.exeがS-OFFを行ってくれるツールとなります。


次に携帯を「設定>アプリケーション>開発>デバッグモード」と進み、デバッグモードにします。

後、このツールでは接点をワイヤーで繋ぎショートさせる事を要求しますので、針金や銅線などを準備しておきましょう。

これでは下準備は完了しましたので、S-OFFを行っていきましょう。




先ず始めに、携帯をPCと接続しControlBear.exeを起動すると、

「Starting Up.....」

となり、文字が流れ携帯が再起動を始めます。

基本的にその時は触らなくて大丈夫です。


しばらくすると、画面上に

「Do wire-trick now!! Look instructions at web」

と表示されたら、銅線や針金でUnlimited.IOサイトで機種ごとに指定されているピンを一度ショートさせ1.75秒ほど経過したらもう一度ショートさせて下さい。

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すると携帯が再起動を行い始め、再起動後無事S-OFFが完了しています。

※1.75秒のタイミングがずれているとerrorが出ます。その場合でも慌てずに何度も挑戦して見てください。



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・S-OFFの必要性

先ず、普通に携帯を使っている場合ではS-OFFの必要性はありません。

HTCDevによる公式アンロックも同じように必要はないでしょう。

ですが、

「自分のHTC携帯をカスタマイズしたい」
「root権限を取得してroot権限を使用するアプリケーションを使いたい」

など思っている人がS-OFF又は公式アンロックを行っています。



「公式アンロックが在るのになんでS-OFFする必要があるの?」

と言う声をよく耳にしますが、公式アンロックとS-OFFは少し相違点がありS-OFFの方が改変出来るレベルが上がります。

HTC Devによる公式アンロックは、通常状態よりセキュリティが低くなってしまうが、その点も含めてユーザーの自己責任によりHTCが定めた範囲の中でシステムの改変を行う事を可能にするサービスです。


一方S-OFFはHTCのデベロッパーがHTCの機種を開発する時に使っているモードで、全ての範囲で改変が行えます。

例:CID(モデル識別ID)、IMEI(本体識別番号)などはS-OFFでないとコマンドで変更はできない。



実際自分もHTC Devのアンロックの範囲でROM焼き等の作業を行っていますが、

機種の完全初期化を行いたくなった時にRUU(RomUpdateUtility)はHTC Devのアンロックの状態だとエラーで適応することができません。

ですので一度ロック状態に戻さなければならないなど面倒なことが多々あります。

その点を踏まえて、S-OFFは通常アンロックよりもシステムが破損した際にも復旧も楽になるので出来るならば積極的に私は行っています。


現状2011年度の多流通モデル、EVO4GLTEのみしか近年の機種のS-OFFは出来ないのでOne S / Xも行えるようになるととても重宝しますね。

今後の動向に注目です。




Source:Unlimited.IO